地図

1月2月は暗く停滞していた。
3月に入ってから、あい変らず寒い日が続くものの、日が過ぎるのが俄然早くなった。
月もすでに半ばを越えた。
思えば3年近く前、有給休暇を消化しながらの人生初の東北旅を目前に控えた、あの頃の高揚感は不思議と今は蘇ってはこない。
それどころか、貯めた旅資金を頭金にして、今なら外車の安めの125オフが買えるな、などと考え、それはそれで楽しめるかななどとふと気持ちが傾く自分がいて、それがまた自分でも訝しい。
毎冬恒例の焚火宴会も、今季は一度もやらないまま終わりそうだ。
何故でしょう?
やはり年を取ったということだろうか。
そんなどこか冷めた気分でありながら、せっせと地図を工夫してみた。
東北地方の地図帳を一枚づつコピーに取り、帯状に横に貼り合わせた。

17031701.jpg

地図帳では、いちいち連結部分を確認しながらページをめくっても、広い東北の俯瞰的なイメージが全然つかめない。
こうして地図を横に繋げ、必要に応じて2段3段に重ねると現在地と周辺の距離感などが掴み易い、と思う。

17031702.jpg

検索や旅行ブログ等で得た情報も少しづつ書き込みつつある。
不要な時はもちろん小さく畳んでおく。
逸る気持ち抑え難し、よりもちょっと引き気味の方が、ジジイの独り旅にはちょうど良いかもしれない。
舞い上がったジジイなんか、こっちが恥ずかしくて見てらんないし。
また、どうしても気が乗らないとなったなら戻ってくればいいのだし。
そうなったら生涯最後のオフ車を、何か買うかな。
とにかく、五月の風に乗って旅立つことは決定事項であることに変わりはないわけで。

カブ リコール

もうお馴染みかな。
またしてもカブのリコールだそうな。
今回は、こともあろうにカウンターシャフト。
走行中に破損して、最悪後輪ロックする危険があるとか。
ヤバイでしょ、これ。
バイク初心者の頃、2ストオイル切らしてエンジン焼き付きによる後輪ロックを経験したことがあるが、50㏄バイクの2ストだったので、あれえエンジン止まっちゃったで済んだ記憶が薄っすらある。
あの時はどうしたっけ。
押して歩いたのか、キックしたらとりあえずエンジンが掛かったのでトロトロ走ってなのか覚えてないが、とにかくバイク屋にそのまま持ち込んだなあ。
当時、修理費幾ら払ったのか、遠い過去のことなので当然だが記憶にない。
今なら自分で修理してしまうが。
ま、それはいいとして、ホンダは納入されたパーツの抜き取りチェックをしないのだろうか。
それとも、それをしていても発見できなかったということか。
タカタの韓国製エアバックのリコール騒動はまだ記憶に新しい。
大丈夫かいな、ホンダさん。
今回のリコール対象はカブプロと郵政カブだが、カウンターシャフトの部番は全車共通らしい。
荒い乗り方をする業務用カブをまず最初にリコール対象にしたのだろう。
そのうち私のカブにも通知がくるかもしれない。
新型カブの生産がめでたく国内回帰したとき、私が愛用するチャイナカブに対するバイク世間の目はおそらく冷たいものになるのだろうなあ。
下取りに出されたチャイナカブが、激安価格で大量にバイク屋の店頭に並ぶ状況など見たくないが。

バッテリー充電

今後もしばらくは乗らないであろうカブのバッテリーを取り外した。
充電して少し暖かくなるまで室内保管だ。
充電器を接続したら、ほとんど同時に満了ランプが点灯した。
今年で5年目になるのだが、心配するほど劣化してないのだろうか。
バッテリーは、まともに買えば結構な出費になるのでありがたいことだが。

ぼちぼち各メーカーの新型車の情報が出揃ってきた。
だがその中にオフ車の噂はまったくない。
CRF250ラリーが目出度く予約殺到らしいが、装備重量157キロを国内のせせこましい林道に持ち込むのは私の場合どうかなあと不安に思うが。
あれはツアラーだからと言われればそれまでだが。
気分や雰囲気を買う分には夢があっていいだろうけど。
それでも今後もオフロードバイクの需要は低迷とはいえ途絶えることはないだろう。
そこで、無いとなれば欲しくなるのが人情というもの。
維持保管できる環境があるなら、下取りなどで安易に手放さないほうが利口かもしれない。

スーパーカブが早ければ今年の秋ごろ、マイナーだかフルチェンだかするらしい。
しかも生産は熊本工場に戻ってくるという情報が上がっていた。
いよいよカブが再びメイドインジャパンになるのか。
感慨深いものがあるなあ。
私のカブはどうするかなあ。
中国製だからといって、リコール届けガン無視にもかかわらず、これまで大きなトラブルなど皆無だし。
今の時点で買い換えなど考えてはいないが。
何の不満があるわけじゃなし。
カブはやっぱり国内生産という一部ユーザーのこだわりも分かるような気がするが。
カブ愛好家にとっては大きなニュースであることは間違いない。
実車とご対面できる日はいつだろうか。

初詣

新年あけましておめでとうございます。
それにしても穏やかに晴れ渡った良い正月でしたね。
私は年末年始ずっとバイト仕事で、今日4日にようやく休日が巡ってきました。
愚痴もこぼさず我ながらよく働いたもんですが、これには訳があって、というのも4月末でもって今のバイトを辞め、5月の風に乗って東北へ旅立つことにしたので、というかカミさんから目出度くお許しを頂いたので、資金増額のため稼げるうちに稼いでおこうという次第でありました。
しかし、年末年始ぶっ続けで働くという人生初めての体験でつくづく思ったのは、コンビニ関係の仕事は・・・・・って、やめとくか。
正月早々あまりネガティブなことは書かないほうが良さそうだし。
まあ色々と良い経験させてもらいましたよ、この歳で。
そういうわけでお預けだった初詣に行ってきたわけですが、当然カブで初乗りといきたいところでしたが、朝は寒いしサンバーも全然乗ってやることもなかったので車で出かけることにしました。
まずはフロントガラスに積もった埃を濡れ雑巾とガラスクリーナーで拭き取る作業からスタートという、なんともかんともいかんとも。
まずは海老名の総鎮守、有鹿神社の奥宮へ。

駐車場にサンバーを停めたらこの道を矢印とは違って右へ。
矢印の方向は勝坂遺跡へと登っていく道になります。

17010401.jpg

畑の畦道を歩いていって

17010402.jpg

前方に木道が見えてきました。

17010403.jpg

コトコト歩いて行くと

17010404.jpg

今年も奥宮の水源とご対面することが出来ました。
遥か縄文の昔から清水が絶えることなく湧き出ている場所だそうな。

17010405.jpg

17010406.jpg

17010407.jpg

次に向かうはいつもの宮ヶ瀬のあの神社。
鳥居原のふれあい駐車場はバイクやクルマでこれまたいつもの光景。
なんだかホッとしますね、いつ来ても。
飲料の自販機で500円戻ってこなかったのも、お布施と思って許す。

17010408.jpg

誰もいない境内に、鐘を一突きゴーンと打ち鳴らして、今年もよろしくお願いいたします。

17010409.jpg

ブラカブ 八菅神社

下谷地区から八菅橋で中津川を渡ると、目の前が八菅(はすげ)神社に至る参道である。
これから「やすげ神社」にでも行ってみる、と山十邸の管理人のオバチャンに言ったら「ハスゲ神社」ね、とすかさず訂正されたっけ。
駐車場にカブを停めたが、片隅には自転車の大集団が。
子供たちが集まっているとしたら、ちょっと騒々しいかなと懸念しながら神社に向かう。
参道でジャージ姿の娘3人に「こんにちわ」といきなり挨拶されて面食らう。
石段前には坊主頭の男子たち。
女の子に聞いたら高校の野球部だという。
彼らも口々に「こんにちわ」と挨拶してくれる。
そう指導されているのだろう。
私も高校の時は運動部に所属していたが、女子マネージャーの存在など有り得なかった。

16122116.jpg

来たことを半ば後悔しながら長い石段を一歩一歩上がっていく私の脇を、高校生が軽々と駆け上がっていく。
私にもこんな時代があったんだけどなあ。
長い石段を登りきった先には鎮守の森があり、野球部員はここで女坂を下って戻り、また石段を駆け上がるというトレーニングを繰り返していた。
最上段には女子高生が一人立っていて、ストップウオッチ片手にタイムを計測し「10秒経過ー」などと朗らかに読み上げていた。
その向こうには、さらに石段の追い討ちであった。

16122120.jpg


16122117.jpg

辿り着いた八菅神社は横に長い神社だった。
着ていた冬ジャケとフリースを脱いで、噴き出した汗をハンカチでぬぐった。
野球部員達もここまでは登ってこない。

16122118.jpg

今も3月には火渡りの儀式が行われているらしいが、そうとは思えない寂れた無人の境内だった。
一人づつ黙々と石段を駆け上がる野球部員の男子と、それを支援する女子マネージャー。
日本独特の光景だろう。
ここまで離れるとタイムを告げる内容ははっきりとは聞き取れず、ただ女子高生の高く澄んだ声だけが、静かな鎮守の森に歌声のように反響していた。
今どきの高校生が『純』だなどとは思っちゃいないが、やたら明るく健康的な彼らも、やがて否応なく社会の荒波へと押し出されていく日が来る。
アルバイトで働いているとはいえ、半ばリタイアした私からみると何故かちょっと切ないというか遣る瀬ないというか、そんなセンチな感情が、私の錆びついた筈の心に浮かんで揺れた。
社殿に向かって礼拝する私の背中に届く女子高生の声が、巫女の神々への呼び掛けのように聞こえたせいかもしれない。
何十年か経って、彼らの誰か一人でも、懐かしくこの石段を見上げることがあるだろうか。
ここのところ神社仏閣などに対する破壊行為が続いている。
この八菅神社も放火されればひとたまりもなく全焼消失し、残るは崩れ掛けた石段だけとなるだろう。
あまり政治的なことは書きたくはないが、これは日本と日本人に対する明確なテロ行為と認識すべきだ。
いつまで日本人は大人しい、お人好しを続けるのだろうか。
この環境はいつまでも守らなければならないと私は思うが。

16122119.jpg

八百万の神々もさぞお怒りだろうな。
ポカポカ陽気に乗せられて中津川沿いの道を、宮ヶ瀬まで遠回りして帰ることにした。
途中にあった石神社。

16122121.jpg

16122122.jpg


八菅神社つながりの神社のようだ。
もう使われることもないであろう、小さな神楽殿。

16122123.jpg

これが『たいへい岩』だろうか。

16122124.jpg

16122125.jpg

社殿の脇に立っている石柱。

16122126.jpg


はっきりとは読み取れないが、是より、登、禁という3文字が分かる。
禁を破って岩に近付いてみた。
ここでどんな秘儀が行われていたのだろうか。

16122127.jpg

天然記念物に指定されてもおかしくないような藤蔓だと思うが。

16122128.jpg

この後、宮ヶ瀬を回って帰ったのだが、ダム湖沿いではさすがに気温がぐっと下がった。
夏場でもこのくらいの温度差が体感できればいいのだが、夏の暑さは平地とさほど変わらないように思う。
プロフィール

sichirin

Author:sichirin
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR