田代峠

そっち系というかあっち系というか、一部マニアの間で東北最強のミステリーゾーンと言われる田代峠に向かった。
赤倉温泉から県道262号へと入る。

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ツーリングマップルによれば山形県側は8.4キロのダートとある。
途中、ただ一軒だけあった民家。
自給自足の生活だったのだろうか。

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県道にもかかわらずダートというのは、神奈川県民にしてみれば羨ましい話だ。
一般車両進入禁止だの、ただちに通報だのといった警告板の類は当然ながらいっさいない。
車の通行もほとんどなかったが、2トンクラスの配送トラックが前から来たのには驚いた。
ブラインドコーナーでなくて良かった。
路面はほぼフラット。
オフ車の上級者なら豪快にテールスライドさせながら駆け抜けて行くことだろう。

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途中の分岐でどっちへ行くか迷って止まった。
運よく軽トラが出てきたので、田代峠はどっちか聞いたが、知らないという。
搭乗者二人はどう見ても地元のおっちゃんとおばちゃんなんだが?
仕方なく軽トラとは違う道へ進むと正解だった。
峠に到着した。

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見たかったのはこれである。

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田代峠を象徴する墜落した自衛隊機の慰霊碑。
手を合わせたが特に何事も起こらず、来た道を戻った。
オフ車であればこの先、快適な林道いや県道を、ダートが途切れるまで進んでみたかったのだが。
赤倉温泉で2軒だけあった小さな食堂の一軒で遅い昼食にし、スーパーに寄ってキャンプ場に戻った。
振り返ってみれば、当初の意気込みは何処へやら。
カブで走るより、キャンプ場でビールを飲んだくれてる時間の方が長かったような気がする。

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ここで普通車のワンボックスに布団を敷いて寝泊りしているという、私と同年のオヤジとしばらく話した。
北海道を中心に3ヶ月ほど車中泊の旅を続けるらしい。
若いころから旅が好きで、バイクにテントを積んで飛騨地方に行ったとき、崖沿いの細い砂利道に入って行き、辿り着いた先で5,6軒の合掌造りの集落を見たという。
すでに無人集落だったそうな。
退職してから、もう一度そこを訪ねてみようと、若い頃の記憶を頼りに随分探したそうだが、結局見つけることはできなかった、と。
こんな話は、私の大好物である。
旅を終えて帰宅してから、その話が気になって航空写真を仔細に点検したり検索を試してみたりして、私も探してみたがそれらしき集落は分からないままだ。
もっと詳しく手掛かりなりそうな地名でも聞いておけば良かった。
ダムが出来ているし、合掌造りの家屋は廃村になると解体移築されている例が多いようだ。
ガードレールもない細く険しい崖道を行った先に、「こんなところに」と驚き、無人で気味が悪くてすぐに引き返したという深い山の中の集落は、今は跡形もなくなっている可能性が強い。
だが、崖や山崩れで道が復旧困難なほど閉ざされたとしたら。
どこかの古民家園で大切に保存されているのか、人知れず朽ち果てているのか。
この秋あたり、ちょっと旅してみようかと思わぬでもない。




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