進入路を自力で見つける事を断念し、

バス通りまで戻って地元の人に道を聞くことにした。
雑貨屋に入り、缶コーヒーを買って店主のオヤジさんに尋ねた。
杉沼と書いて地元では『すがぬま』と呼んでいるそうだ。
たまに同じように道を聞いてくる人がいると言う。
オヤジさんは親切にもわざわざ説明しながら地図を描いてくれた。

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赤の他人の親切が身に沁みる年頃なのだ。
こうしてようやく取っ掛かりへと辿り着いた。
Y字を左へ。

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乗り入れてすぐ、一軒だけある民家の前からコンクリートの舗装が途切れる。

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軽自動車一台分の細いダート道の路面には、よくあるガレ石の散らばりはなかったが、所々ぬかるんでいて、ハンドルを取られると沢へ転落する怖れがあるので、山側にべったり沿って進んだ。
日の射さない薄暗く狭い道に、いかにもといった期待感が高まる。
約一キロ程度走ったところでトタン板の柵が現れた。

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集落に到着したようだ。

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雑貨屋のオヤジさんは、まだ一人住んでいて、洗濯物が干してあったらそこがそうだと言っていたが。
民家の庭先にカブを停めエンジンを切り、ヘルメットを取る。
静まりかえって物音ひとつしない。
携帯ラジオをONしてFM電波を受信する。
放送局は入ればどこでもいい。
一番怖いのが野生動物その他による出会い頭というやつだ。
それを避けるためこちらの存在をボリュームを上げて主張する。
カメラ片手に集落内を歩き出す。

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最初に目に飛び込む、ここで朽ちていくであろう放置されたバイク。
カブだろうか、それともバーディー、ヤマハのメイト?
レストアのため勝手に持ち帰ったりすると泥棒になるのだろうか。

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ここで役目を終えたんだな。
しっかり働いたか?
ご苦労さん。
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No title

「野生動物その他」
その他がなんだかとても恐ろしいです。人間かもしれませんし、
あるいは、もっと別な何か…。
山奥はそういった想像力も掻き立てます。

自分もこういった人気の少ないところに行くことも多いのですが、
ラジオはなるほどいいアイデアですね。

話は変わりますが、自分の友人の話によりますと、
こういった放置バイクは持ち主にくれとお願いすると快く譲ってくれるそうです。
友人は歩き回ってインターフォン押して話して回収して直して売って小遣い稼いでいたみたいです。

自分はレストアの技術がありませんのでやろうとは思いませんが、
sichirinさんでしたらこういったバイクを復活させられるのではないでしょうか。
もし家の人にお願いしたらすぐ譲ってくれるかもしれませんよ。

No title

Godaさん、おひさしぶりです。

放置バイクのレストアは自分も考えてみないではなかったですが、持ち主を探し出す労力がねえ。
いままで指をくわえて見ていた雨ざらしの放置バイクは多々ありますが。
たとえばヤマハのランツァ、ブロンコ、ホンダのCRM250、BAJA250など。
もったいないですよねえ。

それよりGodaさん、ここにきて順調にバイク乗りの道を進んでおられますねえ。
ON OFF両方を知れば視野が広がりますね。
もはや老境にはいった私からみると、ちょっとうらやましいような展望がひらけてますね。
どんどん深みにはまってください。
いちどカブにも乗ってみて欲しいですね。
クロスカブが良いのではないでしょうか。
なぜカブに熱烈なファンがいるのか。
なぜバイクを乗り継いできたライダーが落ちるのか。
いまは興味なくても、 Godaさんならいつかそのうちと内心期待してますけどね。
カブとオフ車と大型ロード。
いやもう、これ以上ないような。
一度カブに乗れる機会があればいいですけど。
これも縁ですからねえ。

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