バイク事故の話

今年で70歳を過ぎた知人が、バイクで事故った。
6月にはいって、例年通り今頃は東北のどこか温泉のあるキャンプ場で、滞在型キャンプでもしているのだろうと思っていたのだが、それどころじゃなかったらしい。
場所は関越自動車道。
バイクは650㏄の大型スクーター。
時速120~30キロで走行中、突然フロントがガタガタとなり、アクセルを戻したところ転倒したそうな。
障害物に乗ったのかどうかは分からないという。
路面を滑走し、立ち上がって路肩に非難。
バイクはどこかと探すと、はるか先の路肩に横たわっていた。
運が良い。
通り掛ったバンのドライバーが車を停め、警察に連絡してくれたそうな。
後、本人が携帯でJAFにバイクの搬送を依頼。
会話が済んで折り畳みのガラケーを畳んだら、そこで携帯が二つに壊れたそうな。
運が良い。
怪我のほうは2日間左腕が上がらなかったそうだが今は回復。
あとは左手の小指を骨折。
それだけ。
救急車でいちおう病院に運ばれたが、その日のうちに電車を乗り継いで帰宅。
削れたりボロボロになったりしたヘルメットや衣類、靴は病院で廃棄。
キャンプ用の衣類に着替えた。
ジャケットはパッドの入ったバイク用だがズボンは普通のもので、当然膝にパッドは入っていないし、装着もしていない。
靴は登山用。
私はカブに乗る際は、膝に装着型のパッドを必ず当てている。
本人はいたって元気。
運が良い。
じゃ、すまないだろう。
強運どころじゃない。
何があろうと絶対死なせないという、別の意味で怖い呪いにでも掛かっているのじゃあるまいか。
本人そうかもなと笑っていたが。
たった一回の転倒で帰らぬ人となったライダーは何が悪かったというのか。
知人の無事を驚き、喜ぶとともに複雑な思いにとらわれる。
私もバイクだけじゃなく車の事故も経験している。
それも一度だけじゃない。
それでも入院することも後遺症もなく、カブでのツーリングを楽しんでいられる結構な御身分である。
ジジイばかりしぶとく生き残ってごめんなさいである。
バイクは当然廃車になるので今度はカブにしなよと言うと250のスクーターに乗り換えるそうな。
理由は?
カブじゃ高速に乗れないから。
まったく懲りないな、このジジイ。

酔っぱらって書いているので乱文失礼ってことで。

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大月市杉沼集落 終章

期待していた伝統的古民家は残念ながら一軒もなかった。

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萱葺き屋根の古民家など皆無だった。

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いつ頃か知らないが全戸が建て替えてしまったのだろう。
それなりに景気の良い時代もあったということか。
あの狭い道を建築資材を積んだトラックが行き来するのは大変だっただろうな。

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この集落で車を所有することはあったのだろうか。
たいていはどこでも見掛ける草に埋もれた廃車が、ここでは見当たらなかったが。

釈迦堂の跡らしい。
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雑貨屋のオヤジさんによると、何とかという(名称を忘れた)湧き水があって、その水を疣(いぼ)に付けるとその疣が取れるという、まるで昔あった(いまでもあるかもしれないが)イボコロリという薬のような伝説の湧き水の話しを聞いたのだが。
奥まったところに小さな石碑のある空き地があったが、遠目で墓地のようでもあり、またこの時期、マムシがひそんでいるかもしれないので、生い茂った草むらに踏み込む勇気は出なかった。

二つ並んだ椅子に腰掛けていたのは老夫婦だったろうか。
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だとしたら語らう言葉も少なく、ただ満ち足りた時間だけが流れていただろうと思いたい。
この杉沼集落は、最後の住人が退去してからまだ日が浅いのか、それほど荒廃した雰囲気は感じられなかった。
だが、ここに至る狭い未舗装路は、そう遠くないうちに斜面や路肩の崩壊がくるだろう。
そうなると、住人の居なくなった集落への復旧工事は予算が下りるのだろうか。
たった一本の道が断たれてしまえば、かつては金山衆の集落だったらしいその成り立ちから現在にいたる歴史的時間などおかまいなく、はるかに速やかに自然は領土を取り戻してしまうだろう。
できれば冬枯れの季節に、もう一度訪れてみたい集落だった。

進入路を自力で見つける事を断念し、

バス通りまで戻って地元の人に道を聞くことにした。
雑貨屋に入り、缶コーヒーを買って店主のオヤジさんに尋ねた。
杉沼と書いて地元では『すがぬま』と呼んでいるそうだ。
たまに同じように道を聞いてくる人がいると言う。
オヤジさんは親切にもわざわざ説明しながら地図を描いてくれた。

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赤の他人の親切が身に沁みる年頃なのだ。
こうしてようやく取っ掛かりへと辿り着いた。
Y字を左へ。

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乗り入れてすぐ、一軒だけある民家の前からコンクリートの舗装が途切れる。

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軽自動車一台分の細いダート道の路面には、よくあるガレ石の散らばりはなかったが、所々ぬかるんでいて、ハンドルを取られると沢へ転落する怖れがあるので、山側にべったり沿って進んだ。
日の射さない薄暗く狭い道に、いかにもといった期待感が高まる。
約一キロ程度走ったところでトタン板の柵が現れた。

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集落に到着したようだ。

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雑貨屋のオヤジさんは、まだ一人住んでいて、洗濯物が干してあったらそこがそうだと言っていたが。
民家の庭先にカブを停めエンジンを切り、ヘルメットを取る。
静まりかえって物音ひとつしない。
携帯ラジオをONしてFM電波を受信する。
放送局は入ればどこでもいい。
一番怖いのが野生動物その他による出会い頭というやつだ。
それを避けるためこちらの存在をボリュームを上げて主張する。
カメラ片手に集落内を歩き出す。

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最初に目に飛び込む、ここで朽ちていくであろう放置されたバイク。
カブだろうか、それともバーディー、ヤマハのメイト?
レストアのため勝手に持ち帰ったりすると泥棒になるのだろうか。

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ここで役目を終えたんだな。
しっかり働いたか?
ご苦労さん。

航空写真で見る限り

集落へと至る道が判然としない。
橋倉鉱泉の脇辺りから道がありそうだと当りをつけて林道を進んだ。
西奥山バス停のある三叉路まで来てしまった。

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立派なバス停だが利用者はあるのだろうか。

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橋倉鉱泉の看板は走ってきた道を戻れと指していた。
それらしき建物といえば、あれがそうだったか。

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このまま戻るのも何なので戸沢集落まで行ってみたが、古民家が残っているわけでもなく、現在も住民のほとんどが居住されているようで、私の指向の雰囲気がまるでない。
折り返して橋倉鉱泉の確認を目指した。
航空写真だけを印刷して来ていたのだが、基本はやはり地図だったようだ。
航空写真はリアルに現場が分かり便利だが、それで基本を忘れていた。
杉沼集落へと続く道も、あとで地図を見てみたらちゃんと記してあった。

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一眼レフカメラの携行だが、色々試してみて高価なバッグを買ったりしてみたが、結局これが一番シンプルで一番安上がりで一番使いやすいという結論になった。
以来この方法を実践している。
バックミラーステーにベルトを掛けているだけである。
カブを離れるときはベルトの片方のフックを外して取り外し肩に掛けるだけである。
カメラだけを持って離れることもある。
バックが盗難にあったところで警察に届けるほどのことでもない。
通販で580円か680円だったと思う。
馬鹿がわざわざ盗んでいきやがった程度の代物である。
ただ、私のは一眼レフといっても廉価版なのでこれもありだが、プロ志向の高級カメラになるとこうもいかないかな。

橋倉鉱泉まで戻ってきた。
看板が黒く塗り潰されていた。
廃業していた。


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荒廃した様子はないし車も停まっているので家主は住んでいるようだ。
周辺に脇道は見当たらない。
林道を行きつ戻りつ。
それらしき進入路は見つからない。

久しく鳴りを静めていた

カブ魂を揺り起すような物件を見つけた。

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大月市杉沼で検索してみると、
『【山梨県 25日現在 孤立世帯情報】山梨県災害対策本部によると、大月市杉沼、身延町八坂地区の2世帯3人の孤立が続いている。大月市杉沼地区連絡道路の除雪は26日までに終わる見通し。また身延町八坂地区の1世帯1人については、除雪に1週間以上かかる見通し。』
というツィッターの記事がヒットしたが、それ以外の情報はない。
身延町八坂地区といえば、

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某掲示板で山中の孤立した集落として話題になり、それを知った私が4年前に訪れた集落ではないか。
これは行くべし。

この日土曜日は、梅雨の晴れ間の降水確率0%だったが、猛暑の予想だったので早朝の6時半に出発した。
いつものように牧場峠を越えたが20号には出ずに、秋山道で大月に向かった。
途中、バックミラーにバイクのヘッドライトが映った。
大排気量ならあっという間に背後に付かれ、次には一気に抜き去って行くのだが、後方のバイクは小型のようだ。
どこら辺で追い着いて来るかと、こっちもペースを上げ、快調に空いた道を飛ばした(つもり)。
しばらくしてバックミラーを見るとバイクは消えていた。
どこか脇道にでも入ったのだろう。
急ぐ旅でもなし、ここらでのんびり行くかと、カブらしく道路左端に寄りアクセルを緩めた。
そしたら、しばらく走った先の道端に椅子に座る制服制帽の人物一名。
すぐ目の前に来るまでまったく気付かなかった。
秋山道は何十年も幾度となく往来しているが、これまで速度違反取締りの現場に遭遇したことは一度もない。
こんな空いた道でやるほど警察も暇じゃなかろうと思っていた。
だがこの日、土曜日の午前8時過ぎの時間帯で実施しているとは。
私は無事に通過したのだが、あのまま調子ぶっこいて飛ばしていたら間違いなく違反切符だった。
まったくもう、油断もスキもあったもんじゃない。

計測器を設置していたのはこの辺りだったか(帰りに撮影。定かではない)。
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調印式会場は旧道に引っ張り込んでのここ。
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あまりに珍しかったので記念に書き残しておこうと思う。

目的地の杉沼には20号線の真木の信号交差点から入る。
路線バスが走る道だが狭い。
軽乗用車がけっこう走ってくるが、擦れ違いざまにドライバーを見るとたいてい女性だった。
この時間帯、パート仕事にでもいくのだろうか。
ここが目印のY字路を右へ。
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ここから望める富士の稜線が、左右均等で見事だった(電線が邪魔だが)。
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ここから山道へと入っていく。

オフロードから遠ざかって

早10数年。
そりゃオフ車情報にも疎くなるさ。
サンバーの健康維持のため、日曜日は宮ヶ瀬まで。
ここは相変わらず車好きやバイク好きの聖地だった。
この日の思いがけない出会いは。
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ナンバーを見ると、これで125かよ。
250クラスで外車のオフ車はさして珍しくないが、125でここまで入れ込んだやつは見たことがない。
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オーナーさんに話を聞くと、リエフというメーカーの外車であるそうな。
エンジンはヤマハ製のセル始動。
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125でこんなレーサーみたいなバイクがあったのか。
帰宅してさっそく検索してみると、リエフジャパンから輸入販売されている、スペイン製のれっきとした国内市販車だった。
しかも価格が本体価格40万。
だがしかし、パーツの入荷にやや難があるようだ。
リエフジャパンがあまりやる気がないという、批判的なコメントもちらほら。
取り扱いショップもあまりなさそうだし。
それにしても、期待感の高まるバイクだった。

話しは変わるが、日曜日にバイクや車好きが集まるのはいいとしても、場所を占めることのないバイクはさておき、問題は車だな。
中には折り畳みの椅子をだしてくつろいでるやつもいる。
空いている平日ならまだしも、混雑する日曜日に長時間の占有はいささかまずいのではなかろうか。
あまり野暮なことは自分としても言いたくないが。
苦情が出れば、管理側としては何らかの対策を打たねばならない。
有料化されたら、これまでのように気軽に立ち寄れなくなってしまう、私の場合。
杞憂に終われば良いが。

珍味『おかひじき』
一袋110円。
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しゃきしゃきした歯ごたえが特徴。
サラダなどに。
プロフィール

sichirin

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