経費節減のため、できるなら車中泊で

旅をつなげていきたいと思っていたが、カミさんの体調があまり良くないことと、アウトドア嫌いもあって、急遽松江駅前のビジネスホテル泊となった。
夕方の駅前の有料駐車場に一旦サンバーを入れ、近くのビジホに当ってみると、一軒めで運良く一室だけ空いていた部屋が取れた。

松江駅前
16041216.jpg

翌日は国宝松江城の見学から始まった。

見事な石垣である。
16041301.jpg

16041302.jpg

この度の地震で熊本城の石垣が崩れ落ちた。
残念なことである。
見学から戻ってくる途中、ちょうどこの石垣のところで団体さんを引率した年配のガイドさんが、角っこの石組みについて説明していた。
足を止めてちゃっかり拝聴したのだが、何とか積み(忘れた)という工法で、横に長い石の次に短い石を組み、また長い石を配していくと、同じ大きさの石を積み上げるより崩れにくく、堅牢な石垣になるのだそうな。
熊本城でも回りの石が崩れ落ちても、角っこの石組みだけが残って建物を一本の柱のように支えているが、まったく同じ工法が見て取れる。
熊本と松江。
遠く離れ、時代は違っても伝統技法を受け継ぐ職能集団がいたのだろう。
今回の地震で、はからずもその確かさが証明された。

平日で時間も早かったため、人を入れずに撮影できた。
16041303.jpg

16041304.jpg

16041305.jpg

現存する城の内部は見所満載だった。
白人金髪のネーちゃんが珍しく一人で城内を回っていた。
日本の古城に何を見たのだろうか。
スポンサーサイト

購入以来、初めての

高速道路走行が、まるでその日を狙い澄ましたような大荒れの一日になろうとは、サンバーにとっては気の毒な高速デビューとなった。
この大雨ではさすがにバイクで走る奴はいないのだろうと、一台も見かけないことを残念に思っていたら、立ち寄ったSAで、強風横風で二輪車通行止めの通行規制が出ていたことを知る。
どおりで一台も走ってない訳であった。
バイク好きの私にとって、バイカーは単調な高速道路走行を盛り上げてくれるイベントみたいなものである。
ルームミラーにポツンと現れるヘッドライトの光点に「おっ、来た来た」と思わず声が出る。
この日の、そんなイベント中止は淋しい限りであった。

無事に帰省して、介護施設や市役所やお寺さんなど回り、あれこれ積年の用事を済ませることができた。
車椅子の母は、息子である私の老けた顔を認識することは困難だった。
故郷に3泊した後、帰途に着いた。
穏やかな山陰の海が眼に沁みた。

道の駅『ゆうひパーク三隅』
16041201.jpg

16041202.jpg

石見海浜公園
16041203.jpg

16041204.jpg

閉店した高台のラーメン店の駐車場から
16041205.jpg

16041206.jpg

出雲市平田町木綿街道
16041207.jpg

サンバーを川沿いの駐車スペースに停めて、道路を渡ってぶらぶら散策の始まりだ。
16041208.jpg

16041209.jpg

古い街並みが郷愁を誘う。

16041210.jpg

16041211.jpg

16941212.jpg

90に届こうかという母の一生は、あの施設で終わるのだろう。
それが大往生と云えるかどうか。
だが、やさしい女性介護スタッフの皆さんに恵まれて、忘却の果ての穏やかな表情だった母は、それはそれで幸せだといえるだろう。

16041213.jpg

16041214.jpg

16041215.jpg

かつて木綿の集散地として栄え、今も名残りをとどめて生き続ける街。
今さらながら、人間の一生とは儚いものである。

道志川流域で

カッパ伝説の類を書いたものを目にしたことや、あるいは話しを聞いたりしたことはない。
私が知らないだけかもしれないが。
これだけの清流の河川なのだから、カッパ伝承のひとつやふたつはあっても不思議はないと思うが。
以前の職場で、アルバイト君が「僕、カッパをみたことがあるんです」と、酒の席で発言したのには驚いた。
仕事振りからして、不器用なほど真面目な奴で、とても冗談でそういうことを言うタイプではない。
どういう流れだったか、また話の詳細は忘れたが、たしか山陰の島根と言ったか、友人と二人、夜、向こうから異様の影がひとつ歩いて来たんだそうな。
その影はカッパにそっくりで、自分たちの方へ近付いてくるので怖くなって逃げたと言っていた。
あれは絶対人間ではありませんでしたと、彼は真剣な表情で言ったっけか。

青山浄水場から奥へと道を辿って行くと、

16041608.jpg

旅館が一軒だけある。

16041609.jpg

建物の窓は開放されているが、営業しているかどうかは、見た感じ判断はつかない。
敷地内に入ると、

16041610.jpg

道志川をこよなく愛して50年の石碑。
石碑がもう一つ。

16041611.jpg

16041612.jpg

『三太物語り』というラジオドラマや映画になった児童文学にちなんでいるらしい。
そのなかで昔、道志川にはカッパがうようよ居たという話もあるようだ(三太の河童退治)。
あくまで作者の想像のようだが。
作者はカッパについて、なんらかの古い伝承を聞いて知っていたのかもしれないな。

先へ進むと、趣のある水道橋。

16041613.jpg

釣り人のいる突端まで行ってみよう。

16041614.jpg

津久井湖の水中には旧道志橋の基礎部分が沈んでいる。

16041615.jpg

道志道を走るのも良いけれど、ちょいと外れた所で、河の瀬音を聞きながらのんびりと河砂の上に寝っ転がっていられる場所もある。
日々の暮らしにいささか疲れた向きに、いかが?

今年も道志の桜の

最盛期に立ち会うことはできなかった。

16041601.jpg

16041602.jpg

この年齢になると心筋梗塞やら脳梗塞やらその他諸々、いつポックリ逝くか分からないし、そうなっても何ら不思議はない。
来年、満開の桜の下に立っていられるかどうか。

道志道入り口の青山交差点からすぐに青山浄水場へと向かう。
裏手に道志川の広い河原がある。

16041604.jpg

16041603.jpg

絶好のBBQ日和だが、あまり知られていないのか誰もいない。
と思ったら、

16041605.jpg

準備万端、いつでもOKだな。
持ち込みはほぼ金網だけという超エコな形態からして、主はバイカーかチャリダーだろう。
買出しにでも行ったかな。
夏は水遊びの穴場になるのだろうか。

16041606.jpg

16041607.jpg

道志川流域でこれだけの砂場があるのは、おそらくここだけだろう。
ただしトイレなどの設備はない。
だから女性が嫌がる。
したがって穴場となる。
近年増えた自転車族も、ぴっちりタイツの若いネーちゃんをちらほら見掛けるようになってから急にブームが来たように思う。
流行の山歩きも、山ガールと称するカラフルなネーちゃんの参入が原因のような気がする。
女性と出会えるところ、男は集まる。
当然の世の倣いですね。
カップルの誕生は歓迎すべきことです。
だがバイクの世界は、個人的な意見だが、これ以上女性ライダーの増加は望まない。
やはり危険な乗り物なんでね。
この世界だけはそっとしておいてもらいたい。
ジジイの偏見的意見ですけど。

相模湖の桜を

カミさんと見物に訪れたさいに、何気なくスマホで撮影したらフリーズした景色があった。
再起動して撮影したのが、この一枚のスナップなのだが。

16040206.jpg

何の変哲もない平凡な光景だが、気になって拡大してみると、

16040207.jpg

何でしょうねえ?
その昔、ふらっと現れた野良猫を軽い気持ちで面倒見てやることにしたら、なんと19年と11ヶ月を生きて天寿を全うした、カミさん溺愛の猫がいたが。
まさかやつが、邪悪な存在がこちらを注視していることを心配して、カミさんを守るために出てきたとか。
『お分かりいただけるだろうか』の見過ぎ、だろうか?

この夏の車検で

6年めになるサンバーのタイヤを交換した。
走行距離は38000キロ。
ついでにオイル交換も頼んだ。
ディーラーに依頼したのだが、費用は合計で約31000円。
貨物用タイヤとはいえ、こんな安いタイヤでいままで走っていたのかと、逆の意味で軽いショックだった。
選択の余地のない同じ規格のタイヤなので、取り換えても乗り心地にさしたる変化はない。
じつは3月末で派遣契約がめでたく終了し無職になったので、良い機会だから高速1000キロ走って、田舎へ帰ってこようと思う。
積年の用件をあれやこれや済ませて、戻りは山陰側の下道をのんびり観光しながら何泊かする未定の予定だ。
ところで、定年まで勤めた職場がやはり3月末で事業縮小に伴う大幅な移動があり、三分の一が辞め、三分の一が他の事業所への移動を呑み、三分の一のアルバイトなどで働いていた人たちは、会社を移籍することで残ったらしい。
私が定年延長していたところで、結局はこの3月で退職する羽目になっていただろう。
となると、どっちみちこの時期に田舎に帰ることになっていた訳か。
不思議な巡り合わせである。

せっかくの桜日和だが

いつ雨が降り出してもおかしくない曇り空と、低い気温の一日となった。
カブツーを諦め、サンバーでカミさんを伴って相模湖へ。
行くたびに寂れていて、どことなく昭和の雰囲気がある相模湖ビジターセンターは、私のお気に入りなのだが、カミさんはそうでもないようだ。

16040201.jpg

道すがら、遠く近く、そこここに咲く桜を愛でながらのドライブだった。
土日の相模湖駐車場は1時間330円の有料になる。
桜祭りの旗が何本か立っていたが、乗り入れた駐車場はガラガラだった。

人影もまばらな商店街と桜。
16040202.jpg

16040203.jpg

前を歩いていたカミさんが、ふと立ち止まり、地面を指して桜の花が落ちていることに気付いた。

16040204.jpg
 
確かに花びらではなく、椿のように花が丸ごと落ちてきていた。

16040205.jpg

見上げると、風もないのに桜の花が房のままくるくると回りながら落ちてくる。
ここの桜は皆、そういう散り方をするようだった。
近くにいた若いカップルの娘が両手を合わせてそっと花を受け止めた。
カミさんも目の前に、小さな風車のように回って落ちてくる桜を両手で受け止めた。
「あー、ほらほら、また落ちてきた」
何が楽しいのか年代の離れた女が二人、包んだ両手がいっぱいになるまで、その遊びを続けるのだった。
若い彼氏と私は、おとなしく桜を見上げて、この無邪気な遊びが終わるのを待っていた。
両手いっぱいの小さな幸せは、帰りに桜の木の根元に戻した。
駐車場代の330円はこれで許すと、家計にシビアなカミさんは言った。

プロフィール

Author:sichirin
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR