養蚕の隆盛をいまに

伝える上条集落(パンフより)へ行ってきた。
塩山のフルーツラインから411へ右折する。

凛と晴れた青空と霞がかかった甲府盆地。
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しばらく走ると上条集落への案内板がある。
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とりあえず集落全体を見渡せるような裏山に駆け上ってみた。
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伝統的建造物保存地区としては思ったほど濃密な空気は流れていない。
明るい農村といった感じであった。

裏山にあった奇岩。
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何とか岩とかの名称はなさそうだが、私としてはこちらのほうに興味を惹かれた。
御神体として祠の一つもあっても、おかしくないと思うが。

集落内に降りて行く。

トタン板を剥がして復元されたのであろう古民家。
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庭から望むのどかな風景。
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朝起きて、雨戸を開けたらこの光景が広がっているわけである。
毎日眺めて暮らしていれば、たいていの事はどうでもよくなりそうだな。
まあ、とりあえず生きてりゃいいか、みたいな。

山梨県を代表する民家形式のひとつである茅葺切妻造主家がひな壇状に並ぶすがたは圧巻とパンフレットにあるが、
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ちょっと大げさかな、という気はする。

濃密な空気と書いたが、主を失った廃村集落では家屋自体が強烈な主張を放ち、存在を誇示している。
何かにじっと凝視されているような不穏な気配がある。
それは喪失してしまった人の生気を渇望しながら、無情に見捨てられ忘れ去られ、やがて朽ちていく家屋の、そして集落全体の怨嗟の声無き悲鳴のようなものかもしれない。
だが、ここはいまだ現役の集落であるため、当然ながらそんな切迫感はなく、のどかなものである。
私が何か物足りないと感じたのはそれか。
街場で暮らす人間の無責任でひねくれた感想ではあるが。

車で訪れる場合、広い駐車場はあるし、そこから徒歩での見学ルートが分かりやすく設定されていて、終点には簡易水洗のきれいなトイレもある。
保存地区指定に住民の方々の努力と協力が伺われる。
ちょっとしたハイキングにはちょうど良いかもしれない。

古道先の神社。
立派な山門がある。
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なにやら金山衆と関係があるらしく、名称からして隠し金の噂があるらしい。

20号線を走って片道3時間。
往復で6時間強。
この時期どんな装備をしても寒いものは寒い。
カブの走行距離9970キロ。
この日にめでたく一万キロ達成かと思ったのだが。
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この日は天気もよく

気温も上がり、11月後半にしては絶好のツーリング日和だった。

南牧村に至る林道から見る奇岩。
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奈落の底に向かって張り出した石舞台。
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表面が踏み固められているところを見ると、勇気のある人があまたいるのだろう。
私にはここから先、無理だったが。
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これより南牧村で、ばっさり断たれた舗装路。
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路面を覆う落ち葉の下には尖った落石が隠されているという、この季節お約束の地雷原だ。
トンネルの先は舗装路に変わっているのではないかという期待は裏切られ、
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結局、抜けた先であきらめてUターン。
私もすっかり軟弱になったものだ。

ところでこのトンネル、御屋敷隧道という名称だった。
何もない山の中に御屋敷とか屋敷という地名が残っているのは、そう珍しいことではない。
昔、確かに御屋敷が建っていたのだろう。
それからすると、ここら辺りにも屋敷があったのだろうか。
東北地方の伝承に『迷い家』というのがある。
山中をさ迷っていると突然大層な屋敷が現れる。
助けを求めて訪ねると囲炉裏に鍋が掛かってぐつぐつ煮えていたり、鉄瓶にお湯が沸いていたりするが誰もいない。
で、その家から何かを持ち帰ると、その者はその後幸運に恵まれ裕福になるという。
こんな山奥に屋敷があったとすれば、それは迷い家だったかもしれないな。
裕福になれるなら私も是非遭遇してみたいものである。

舗装路まで引き返したところで、軽トラのおっちゃんがいたので挨拶して情報を仕入れ、桧沢集落へと抜けることにした。


途中の雄大な景色。
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ここまで来た甲斐があったというものだ。
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ここもやはりのほぼ廃村。
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日が傾いてきたし、明日もあるので道の駅両神に戻ることにした。

翌朝の駐車場。
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トイレに行ったりしている間に出発した車も多く、撮影前は満車に近い台数が車泊していた。
空はどんよりと曇っていた。
気温も急激に下がって昨日とは大違いだ。
天気予報では日中は持つようなことになっていたが、志賀坂峠に向かうにつれ、シールドを曇らせていた霧雨が雨粒に変わりシールドを叩き始めた。
峠を越えて群馬側に降りきってしまえば、雨は降ってないと思えたが、その間カッパを取り出して着るのも面倒で今回のカブツーは中止と決めた。
今年はもうこれで終わりだな。

サンバーにカブを積むのは

いつ以来だっけか。
東北を巡った旅も、今となっては遠い昔のような気がする。

3連休初日は早朝に出発しても、20号線は相模湖インターまで渋滞必至だろうと予測する。
前日にアルバイトから帰宅して、夕食入浴を済ませ、夜8時前に家を出た。
塩山のフルーツラインから望む、一度は見たいと思っていた甲府の夜景を期待していたが、思ったほどではなかった。
カメラを取り出すこともなく一路道の駅まきおかに11時前に到着。
通りの向こうのコンビニでビールを買い、今夜はここで車泊する。
秩父、群馬方面踏破には、この方法がベストではなかろうか。

462号線沿い、神流町近くにある萱葺きのお堂。
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案内板。
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出た。
縄文。
初期からなら軽く1万年。
中期からでも5000年。
凄い所がさりげなく佇んでいる。
7月にキャンツーに来た際、通りすがりにチラッと見つけたのだが、暑さに負けてUターンする気力がなく通過してしまい、以来気になっていた。

旧道。
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落ち葉の堆積を踏んで内部に入ってみる。
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踏み込む勇気はありません。
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遠い昔、ここで何世帯が暮らしていたのだろうか。

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冬はさぞかし寒かっただろうな。

次の目的地、塩ノ沢峠。
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分岐をどっちへ行くか。
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解りづらい案内図だ。

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南牧村を目指す。

ついこの間休んだと思ったら

また休みがきた。
土日祝日休みだと、当たり前のことだが休みが多い。
前日の天気予報では午後から所によっては雨という予報だったので、朝になって何も準備することなくだらだらと過ごし、ふと天気予報を確認してみると曇りだが夜まで降水確率0パーになっている。
ガソリンは満タンではないし、一リットルの予備ボトルも用意していなかったが、行けるとこまで行ってみるかと、朝10時に出発した。
さて、どこまで行くか?
紅葉見物がてら東京都檜原村を目指した。
土曜日はやはり車やバイク、自転車など多いな。
だが準備不足はどうしょうもなく、ガソリンの残量が気になってここで
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引き返す決心をする。

ピラミッドのように整った形の山と集落。
山の頂上には一本の大木。
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何かありそうな山である。

秋山道の木製の吊り橋。
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紅葉も今が見頃か。
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かなり傷みが進んできている。
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ちょっと渡るのが怖いような。
なかなか渋い橋だと思うがあまり知られていないようだ。
通行禁止になる日も近いな。

橋の近くにはこんな案内板がある。
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地元の人を称して土人とはこれ如何に。

後方が城山だろうか?
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して、祟り塚とやらは何処に?
いや、探してまで行きませんけどね。

相模川沿いで雨粒がシールドをポツポツと叩き始めた。
早めに引き上げて正解だったか。
なんとか自宅まで濡れずに帰れた。

あの小川の先に

縄文中期から続くと言われる湧き水がある。
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河原特有の丸石がごろごろしている。
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そして、いよいよ奥宮の御神体を拝するときがきた。
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こうして、この場に立っていられることが幸いである。

カメラを置いてスマホを取り出し記念撮影。
今回フリーズはしなかったが、3枚撮った内の一枚。
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本当はこういう画像などを期待してはいけないことなのだろうが、こういう聖地を訪れると、どうしても内心、何事か起こらんことを望んでしまうね。

創建2400年、伊勢原の比々多神社の三段の滝でも似たような光が映っていた。
ブログにはすでにアップしてあるが、拡大してみる。
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この時の撮影はスマホではなくコンデジである。
古くから維持されてきた信仰の場には、やはり何かが宿っておられるようだ。

祠に供えられた塩と水か酒。
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昨日は朝から大雨だったので供えられたのは今日の朝だろう。
10円硬貨を一枚供え、塩を指先にほんの少しつまんで食す。
理由はない。
ただなんとなく、そうしたかった。

一旦帰宅した後、海老名の本宮へ。
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正一位、日本最古の神社はありふれた平凡な佇まいの神社だった。

何か写らないかなあという期待は

正直あった。
きっかけは『あど街っくなんとか』というテレビ番組である。
海老名の特集を録画して見た。
なぜ録画して見るかという理由は、お笑いタレントなどのウザいコメントをすっ飛ばして本題だけを見るためである。
そこで有鹿神社の存在を知った。
日本最古級の神社であるそうな。
本宮は海老名にあり、奥宮は相模原の新磯地区にあるという。
奥宮の水の湧き出る場所は縄文中期からの信仰の地であるらしく、遡ることなんと5000年。
詳しくは検索してもらうとして、これはさっそく行くしかないでしょ。
勝坂遺跡公園駐車場にサンバーを停め、カメラ片手に歩いて奥宮を探す。
ウオーキングしていたオバさんに訊くも奥宮については知らないらしい。
地元の人でも知る人は少ないという情報を得ていたのであまり落胆はしなかったが。
近くで『ざる菊』とやらの展覧会をやっていて、そこへ行けば地元に詳しい人がいるというので付いて行く。

ざる菊会場。
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いちおう撮影はしたが、私にはまったく興味がないものであった。
地元の爺さんに場所を聞いて、そちらへと向かった。
なんでも、むかし蟹を取りに行って蛇がいたので蟹は取らずに帰ったと爺さんは、場所の案内そっちのけで昔話をしてくれるのであった。
沢蟹のことだろうか。
食べるのかと訊くと、そりゃあ食べるさという返事。
どうやらつい最近まで食用の蟹が取れたらしい。
縄文の昔はさぞや豊富に取れたのだろう。

勝坂遺跡公園は縄文祭りの開催中だった。

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今日は祝日なんだなあと実感する。
奥宮についての案内表示はまったくない。
孫を連れたお婆ちゃんに訊いたら、祠の掃除に行ったことがあって、そこがそうかもしれないと曖昧な返事が返ってきた。
下へ降る道があるからそこへ行けと言う。
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画像ではこの程度だが実際はもっと暗い。
昨日の大雨で湿った坂を下りていく。
降りきったところで木道があらわれた。
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周囲は湿原だ。
昨日の雨のせいかあちこちから、水が流れてきている。
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途中、木立の中にスポットライトのように陽が当たる箇所があった。
あれこそ目指す奥宮であろう。
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木道は先で終わっているが、そこから左へと踏み込んでいく。
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木道突き当りのススキ野原。
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そしてようやく到達しました奥宮。
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信仰の対象である湧き水はここから左奥へと入って行く。

ガラスの腰を痛めた

ようだ。
2,3日横になって安静にしているほかないギリギリ手前のところでなんとか回復した。
仕事も変わったばかりで、いきなり2日も3日も休むわけにはいかないし、危ないところだった。
原因はやはりあれだろう。
秩父のカブツーで深いギャップに突っ込んで、その時受けた腰への衝撃だ。
それ以外に思い当たらない。
すぐには来ないが、あとからじわじわと利いてきて終いには座っている姿勢から立ち上がることが困難になる。

ここのところカブで走ると、マンホールのへこみなど通過するたびに、リアからの突き上げがいちいち腰にくるなあと感じていた。
リアサスのへたりなのか、腰をささえる腹筋や背筋が弱ってきたのか。
カブに乗り始めの頃は、リアサスに不満はあっただろうか?
ちょっと記憶にない。
サスのダンパーが抜けてきたのなら、スプリングの制御が利かなくなって揺り返しがくるはずだが、それはないしなあ。
だが小さなギャップでもいちいち拾って腰に来るのは事実だし。
やはりダンパーのへたりが原因なのだろうか。
リアサス交換してみるか。
検索してみるとキタコと東京堂と武川。
カブのリアサスは3種類販売されている。
すべて試すわけにはいかないし、どれにするか迷うところである。

休日が土日に戻り、おまけに祝日まで加わった。
私にとって土日祝日休みなどという業務形態は今まで経験したことがない。
贅沢になったものである。
時給なのでその分収入は減るが。
そういう訳でカミさん連れてサンバーで宮ヶ瀬。
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さすがに好天の日曜日。
駐車場はバイクや車でほぼ満杯状態だった。
また人混みの中に戻るのか。
どこに行っても閑散としていた平日休みがなくなったのは、ちょっと惜しい気がする。


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