カブでバイク屋まで

注文していたパーツを引き取りに行った。
今日はもうハンドルカバーは必要ない。
信号待ちで両手が自由に使える。
暖かくなった。
やたら車間距離を開けて止まる癖のある車の前に強引に出て、片手で食べ物を口に運びながら片手でのろくさと左折する車を右側にはらんでやり過ごし(運転しながら食べなきゃいけないものって何なんだ)、右左折レーンの真ん中に停車してどっちに行くのか分からない車の脇をすり抜け、青信号に変わってもいっかな発進しようとしない車を反対車線に出て抜き去り、本当に日曜日の市街地走行は疲れる。
カブの軽快な走りが唯一の救いだ。
ついでに相模川を渡って、129号線沿いにあるパソコンとバイク用品併設の店に久し振りに行ったが、お目当てのワコーズの2ストオイル2CT(白煙が少ないらしい)とシェルパ用のフロントブレーキパッドはどちらもなかった。
やたら詳しいメガネの、声の高い男性店員のいつもの姿はなく(辞めたか移動になったのか)、パートの主婦みたいな女性店員は頼りにならず、相模原のナップスにも246沿いの2輪舘に向かうのも面倒になって帰宅した。

午後からKDXの作業に取り掛かった。
ダンパー・マフラ 一個980円(税抜き)。
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すんなりとは付いてくれない。
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棒ヤスリで根気強く削る。
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二個目はさらに難攻する。
大きく隙間が開く。
工具箱にあった記憶にないゴムのパーツとワッシャを使って何とかダンパーに無用なテンションが掛からないように組み付けた。
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無理やり締め付ければ、じきに亀裂が入り剥離する。
はたしてバイク屋でここまでやってくれる店があるだろうか。
よほど良心的な店でないかぎりないだろうな。
自分で出来ることは時間を掛けてでも自分でやる。
これしかないね。

天気予報では夕方遅くから雨の予報だったが、2時半過ぎた頃からぽつぽつと降り出し始めた。
青空整備の悲しさで今日の作業はこれで終わり。
ぼーっと雨を眺めながらビールを飲む。

ところでヤフオクで最終型のKDX125が352000円で落札されていた。
ほぼ同じ週に出品されていた同じく最終型のKDXは120000円。
良く分からん世界だ。
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陽射しは暖かいが

風はまだ少し寒い。
午前中に自賠責の更新にバイク屋まで。
約2ヶ月ぶりにカブに乗った。
ついでにKDXのパーツを頼もうと思って、パーツナンバーを書いたメモを忘れた。
いつもの日曜と違って、今日はクルマやスクーターも多い。
信号待ちで普段はあまりやらないすり抜けで積極的に車列の前へ出る。
陸橋から見下ろした東名の下りも渋滞していた。
バイク屋からの帰り、このまま宮ヶ瀬まで足を延すつもりだったが、人(ライダー)が考えることは皆同じ。
鳥居原の駐車場はたぶん凄いことになっているだろう。
街の道路も渋滞気味だし、ここはまっすぐ帰宅することに決め、カブの前カゴのネットを交換することにした。
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伸びて緩んだ古いネットは、ヘルメットの固定にちょうど良いので再利用する。
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カブを離れるとき、これにチェーンロックを掛けとけば盗難の心配もないだろう。
さあ、春よ来い。

4時前だったか、とつぜん曇りだし強い雷雨になった。
じきに止んで、その後は晴れたがライダーたちは一時パニックになっただろうな。
人騒がせな天気だ。
家にいて正解だったかも。

通りを行き交うクルマの多くが

窓を半分くらい開けている。
この先寒の戻りがあったとしても、春はもうすぐそこだ。

さてこの物体、
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真っ黒なこれは
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いったい何でしょう?

フロントブレーキキャリパーですね。
しかし何でここまでひたすら黒くなるかなあ。
KDX125の定番改である、トキコの2ポッドが付いていたのはいいが、これでは使い物になりません。
頑固な汚れを一心不乱に洗浄し、
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やっとこさここまで仕上げました。

あとはシール類のパーツを新たに発注して、パッドも買わなくては。
これじゃリアもやばいな。
先は長いなあ。
『まとめて全部引き取ってくれる方』でヤフオクに出品しようかと一時期考えたこともあったが、そうしたほうが良かったか。
引き取った方も私と同じ苦労をするはめになっただろうけど。
そう思うと、ま、愚痴をこぼさずやるしかないな。
こぼしてしまったが。

本格的に暖かくなったら天気の良い休日は家にいないだろうから、あまりかまってやれなくなるけど。

もっこりチャンバーの誘惑

この日のために過去に入手していた新品同様チャンバーを組み付けた。
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ヤフオクに出品すれば、かなりの高額での落札必至だが、やはりチャンバーは2ストの特徴であり最大のアピールポイントでもある。
それが泥だらけのヤレタものでは印象が変わってしまう。
ここ一番、秘蔵品を奮発した。
て、ちょっと大げさかな。
それぐらい60のオヤジがウキウキと、少年のように楽しんでいますよってことで。
ホムセンで買ってきたクーラントも満たしたし。
ここでエアフィルターをセットして混合ガスを用意すれば、とりあえずエンジンを掛けることは可能だが、まあそう焦ることもないかと我慢するのがさすがに年の功か。
代わりにカブ君のオイル交換とチェーンのメンテをすることにした。
春はもうすぐそこなので、KDXばかりにかまってはいられない。
なんといってもメインバイクは、私にとってやはりカブ君である。
正月以来エンジンを掛けていないカブ君のバイクカバーを取り払い、キーを差し込んでスイッチオン。
リコール対象の燃料ポンプがウィーンと作動し、軽いキック一発。
エンジンはストトトと、あっさり目覚めた。
信頼感は抜群である。
暖気の後オイル交換。
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東北と木曽路を走ったオイルを排出する。
交換オイルはホンダG2。
安いG1でもいいだろうけど気持ちの問題です。
チェーンにオイル塗布してスポークを磨いて終了。
あとは春を待つだけ、と思ったら重大なことに気付いた。
自賠責。
4月前半で切れるんだった。
もう3年経つのか。
カブは一生の(この先そんなに長くはないが)相棒と決めたので自賠責も今回は5年に入っておきたい。
となると18000円近い出費となる。
バイクに関する費用はすべて自分の小遣いからとなっているため、いまこの金額は痛い。
だがしかたない。
最後の手段は飲み代を削ること。
けっきょく最後はここに行き着くのか。
ちと辛いな。

東北旅のキャンプ場で

出会った老夫婦は、全国のクラフト展をクルマで廻って手作りのアクセサリーなどを販売していると言っていたが、あれははたして趣味と実益を兼ねただけの行楽半分の旅だったのだろうか。
また、道の駅で見掛けた、これで高速道路がまともに走れるのだろうかと疑いたくなるような、くたびれた古い軽バンの荷台を上下に板材で分割し、荷物は上段に上げて、寝床を下段にした旅仕様の高齢夫婦。
この人たちも純粋に旅を楽しんでいたのだろうか。
今頃になって、ふとそんな視点に変わった。
解放された旅に浮かれていた私は、夫婦そろっての旅もいいなあなどと勝手に思い込んでいたが。

薮原駅
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鳥居峠への分岐
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峠を越えれば、いよいよ奈良井宿だ。

途中にあった米屋。
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人家が途絶えて、山道へと入る。
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うまく説明できないが、なんか良いよねえ。
根っから好きなんだろうなあ、こういう展開と言うかシチュエーションというか。

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峠の頂上付近。

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石畳の道が旧道で、左が未舗装の林道。
カブは林道を下って行くことになる。

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往来する旅人が眺めたであろう山並み。
山頭火の句が浮かんでくるね。
『わけいっても わけいっても あおいやま』
『うしろすがたの しぐれて いくか』

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奈良井宿側からの登り。
ここで背中に小振りなザックだけの軽装の地味な娘が一人、単独で登っていった。
旅空の華やいだ雰囲気はなく、人見知りするような硬い表情が気になった。
独りで行動するよりも、ちょくちょく見掛ける外人さんグループでも来るのを待って、後を付いて行くほうがいいじゃないかと思ったが、余計なことはもちろん言はずに黙って見送った。

奈良井宿の外れに残る旧道。
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この先、木曽路はもうすぐ終わる。

手に擦り傷を負いながら

キャブレターの取り付けまで進行した
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すぐにひび割れてしまう印象のゴム製のキャブレターホルダー(インマニと言ったほうが分かりやすいか)には、新品であるため組む前に薄くシリコングリースを塗っておいた。
気休めにしかならないかもしれないが。
オイルポンプとキャブレターホルダーを繋ぐ長さ10センチ程度の細いチューブが経年劣化で折れて裂けてしまう。
ビールを買うついでにホムセンに寄ってみた。
同じような径のチューブがあったが、使用に際して油類に×印がついていた。
べつにこれでいいかなあとは思案したが、やはりあらたに発注することにした。
エンジン周りの細かい作業は手が入り辛いので作業も時間が掛かる。
朝9時ごろから始めて、散らばった工具を片付け始めたのは午後4時を過ぎていた。
それにしても、バイクを一台世に出すのには大変な労力を伴うことだろうと推測する。
コンセプトのもとに設計し、試作を作り、パーツ一つに業者と細かい調整を重ね、さぞや膨大な労力と、それに伴うサービス残業が費やされていることだろう。
ユーザーは遅いだの早いだの、重いだの軽いだの好き勝手なことを言っていればいいだけだが。

以前、キャンプ場で焚き火を囲んだ若者は、誰でも知っている某外車ディーラーの整備士をしていたが、サービス残業に耐えかねて退職し、今は田舎での自給自足生活を目指していると語った。
また、定年退職した職場に来ていたアルバイト君は、彼もまた某大手スーパーの長時間に及ぶサービス残業にやはり耐えかねて退職したと言っていた。
私にはもう、これらについて語る言葉はない。
ただ、二人の若者は今どうしているだろうか。
仕事で傷付いた心は、ふたたび仕事で取り返すしか方法はないと思うが。
逃げれば引きこもりになるだけである。
私に偉そうなことを言う資格はあまりないが。

バイクにカバーを掛ける前にキックペダルを踏んで、エンジンを作動させてみたら、ボルトが一個コロンと落ちてきた。
まるでギャグみたいな話しだ。
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どこのボルトだろう?
思い当たる箇所はまったくない。
形状からして致命的な要因に及ぶ可能性は低そうだが。
最後に不審な思いのまま本日の作業終了。

バンプラバーの値段が

判明した。
621円。
古いHP記事やブログ記事だと400円だったようだ。
自分でリアサスのメンテをする人たちには流用パーツとして割りとポピュラーな重宝する存在らしい。
それでこんなに値上がりしたのか。
まさかそんなことはないだろうが。

ついでにこのホースというかチューブ。
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2ストのオイルタンクとオイルポンプを繋ぐものだが、なんと248円もする。
そんなのホムセンに行けば1メータ幾らでもっと安く買えんジャン。
それは分かってはいるが同じ耐油性でも材質が違うのかと思ってなのだが、素人がカッターナイフで急いで切ったような切り口を見て、これならホムセンで充分だったなと、ちょっとガッカリするのであった。

広い世間には4輪の古い絶版車をレストアする人もいて、板金はもちろん、手に入らないパーツは単品で制作業者に発注するらしい。
それに比べれば、こっちは100円1000円単位のレベルだ。
一流レストランのワインつき豪華フルコースと、ファミレスのお子様ランチか、あるいはそれ以下かな。
ふと、そんなことを思ったりして。
べつに悲観しているわけではない。
天下の公道を走らせる楽しみは同じようなものだろう。
もしかして、ぜんぜん違う?

働くということは

屈辱と怒りである。
新聞の投稿欄から引用する。

ビル清掃員のバイトをしていました。週6日、夜10時から翌朝6時までの勤務でしたが、最も不満だったのは、同じ職場で働く警備員から見下されていたことです。
 複数の警備員から、たびたび嫌がらせを受けました。モップがけをしていると前に立って邪魔したり、すれ違う際にわざと肩をぶつけてきたり。年下の警備員に怒鳴られるのはしょっちゅうです。あまりにひどいので警備員に抗議したところ、清掃会社を懲戒解雇されました。清掃員の立場は弱いのです。(50代男性)

試しに60歳以上で求人検索してみると、ずらっと出てくる検索結果は殆どすべてが警備員である。
ほかに清掃員の求人もあるがごく僅か。
つまりこの二つの職種以外に選択肢はないということか。
人手不足とは、いったい何処の世界の話なのだろう。
どうやら60歳以上は外国人労働者以下ということらしい。

木曽路2日目。
脳天気オヤジの木曽路旅は続く。
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ここは宮ノ越宿だっただろうか。
なんだかショボイ本陣だなあと重いながら撮影していると、男性が話しかけてきた。
この本陣は自分のお婆ちゃんが15年前まで一人で暮らしていた。
明治天皇が泊った部屋もそのまま残されていて、木曽路ではこの本陣が一番大きく昔のままの状態なのはここだけとか。
人間と同じで、見た目で判断してはいけませんね。

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それにしても外観はショボイ。
と思ったが、よく見ると広い間取りの建物のようだ。
入館料を取って内部を公開するわけでもなく、この本物の御本陣様は、今後どうなるのだろうか。
それについて男性は何百万か費用が掛かるというようなことを言っていたが。

一般公開に向けて整備中の古い旅籠。
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分岐点。
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東北旅以降、自転車やバイクで日本一周を敢行している人たちのブログを楽しみに見漁っている。
学生や定年退職者はともかく、仕事や会社を辞め、自ら退路を断って旅に出た若者たちの、道の駅など宿泊地で巡り合った同類と楽しげに宴会に興じている画像に接するたび、複雑な思いにとらわれる。
以前酒場で隣り合わせた初老の男性から、「俺は若いやつに言ってるんだよ。今からでもいいから毎月5000円でも一万でも、老後のために貯めとけって」と言われたことがある。
彼らが旅を終え、社会に復帰するにしても受け入れてくれる職場は派遣かアルバイトか。
そしてやがて単純な、積み上げる実績のない労働に倦み疲れ果て、また漠然と旅への思いを募らせるのか。
老後の頼みの年金は、政府は3年ごとに1年、年金の支給を遅らせ、最終的に65歳からに引き上げる政策のようだ。
つまり60で定年退職しても年金が受け取れる65歳まで働かなければ無収入ってことだ。
近い将来、全ての事業所、会社が定年規定を65歳までに引き上げることになるのだろうか。
これはこれで、随分キツい話しである。
不器用に生きる若者たちの笑顔に、私は暗澹たる思いを感じざるを得ない。

とりあずこの状態でエンジンを

載せることにした。

再度泥汚れを落として、
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エンジン積載開始。
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毎回画像にいちいちボカシを掛けるのは、窃盗に遭わないために場所を特定されないためだが、無駄な努力かもしれないなあ。
こんな古いバイク、さすがに誰も狙わないか。
朝9時頃から始めて載せ終わったのがちょうど昼。
3時間ちかく掛かった。
アマチュアは次の仕事が待っているわけではないので、好きなだけ時間を掛けることができる。
私の場合、とくにバイク整備が好きなわけではなくて、ただただ費用が惜しいからだが。
バンプラバーと一緒に注文していたガスケットとピストンリングが入ったので、昼食後シリンダーとヘッドを組み付けた。
ピストンはこのまま使うことにした。
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トルクレンチは持っているが、いまだにダイヤルの合わせ方に確信がない。
だいたいこれで合っているんだろうなあというところでカッチン、カッチンとヘッドのナットをいちおう均一に締めた。
こんど正しい使い方を店主に聞いてみよう、と毎回思うがつい忘れてしまう。

埃が入らないよう新品プラグを軽く締めて、電気の配線をつないで、古くて硬くなったタイラップを交換してコードを結束し直す。
雨は降り続き、4時近くになると薄暗くなってきたので、今日の作業はここまでで終了にする。

無事にエンジンが掛かってくれるだろうか。
電気系統は正常に作動してくれるだろうか。
もしダメだったらジャンク扱いでヤフオク送りにするしかないが、掛かった費用は回収できてもコツコツ費やした時間は戻ってはこないな。
リアサス分解や錆落としなど、新しいことにチャレンジさせてくれたが、この年になってバイクに詳しくなってもねえ。
誰もジジイの薀蓄など聞きたくないだろうし。
語らせてくれる相手もいない。

ところで近所の高校生だが、今週中に二俣川だそうな。
道志道は知っているかと聞いたら、バスで一回何処其処まで行った事があるという。
鳥居原の駐車場や道の駅に行ってみるといいよ。バイクがいっぱい居るぞと言うと眼を輝かせていた。
初めて道志道を走った時の感動はいまだに忘れることはできない。
あれは何十年も前の五月のGWだった。
バイクで走っている私の視界の前方に、いきなり突然、山と山の合間から真っ白な富士山が目に飛び込んできた。
ヘルメットのなかで思わず感嘆の声が出た。
私を崇めよ。さすれば汝の行いのすべてを許す。
失意のどん底にあった私に、あの時の富士山はそう告げたような気がした。
富士山の圧倒的な存在は、私の心の平安であり清涼剤だ。
移動中のどこかで富士の山をちらりと垣間見たとき、私の心のどこかしらに均衡あるいは平穏が訪れる。
ああ、富士山だ。
問答無用の否定されざる山、それが日本人にとっての富士山だと私は思う。
高校生の彼は、これから道志道初体験か。
あの感動をこれから味わうのか。
心底うらやましい。

プロフィール

sichirin

Author:sichirin
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