三たび戸川レジャーセンター前の道に

戻り、下流へ少し走って『下七尾』と表示された橋を渡る。
ここも橋から先は未舗装路だが、クルマの往来があるのかカブでの走行に難儀することはない。
程なく下七尾の集落に到着し、出迎えてくれたのは、

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ペットのようには思えない、捕獲されたと思しき猪だった。
カブから降りてカメラ片手に近付く私を、警戒してかじっと見つめてくる。

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私も思わず二頭の猪の瞳に視線を合わせる。
猪たちは私から眼を逸らそうとはしないので、ついつい見詰め合うこととなった。
意外と優しいカワイイ眼をしているなと思った。
過去に二度、野生の猪と遭遇したことはあるが、こうして視線を交わすなど初めての経験である。
こいつら私のことをどう思っているのだろうか。
ついに食われる時がきたかと脅えているのか、それとも自分たちの境遇を理解できず、逆に私を餌として食えるかどうか計っているのだろうか。
このまま猪とお見合いしていてもしょうがないので、集落に向かって歩き出す。

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離れた所に猪の子供までいた。
ここはいったいどういう集落なのだろうか。
街のガソリンスタンドで聞き込んだ情報によれば、ここ下七尾には一軒まだ人が住んでいると聞いたが、それが猟師さんなのか?

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積み上げられた大量の薪が使われることは、もうなさそうである。

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軒下に蓄えられた萱も、屋根の修復に使用されることはないだろう。

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衛星放送用のアンテナがあるところを見ると、最近まで住民が居たようである。

一軒の家屋に蛍光灯が点いていて人の気配があったので、深く立ち入ることは遠慮した。
猟銃で撃たれてはたまらないので(冗談です)。

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焚き火は、パチパチと爆ぜながら燃える炎もいいけれど、こうなってからは静かに熱を放出して、体を寄せていると芯から暖かい。
時おり団扇でもってぱたぱたと煽って元気にしてやりながら、ついだらだらと飲みすぎてしまう。
この夜は寝袋の中で右足が攣ってのたうち、翌日は左足の腿が筋肉痛になった。
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地図上で目星を付けた地名は

平清水の他に2点。
上七尾と下七尾である。
レジャーセンター前まで戻って、『かみななお』と表示された小さな橋を渡る。
橋から先は未舗装路なのだが、良く踏み固められた砂利道で、先ほど経験した極悪路に比べればどうってこともない。

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程なく上七尾の集落に到着した。
畑にご老人が一人しゃがみこんでいるのを見たが、カブを停めカメラ片手に集落内に入っていくとその姿は消えていた。
私がカブで乗りつけたことは当然気付いている筈だ。
どうやら私は歓迎されていないようだ。

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この家屋の裏手から物音が聞こえてくるが、相手がどういう人物か分からないうえに、明らかにこちらを避けているようなので、ここは我が物顔で立ち入るわけにはいかない。
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地図で見るとお寺の記号があったので、すでに廃寺になっているとは思うが、その探索は諦めるしかない。

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心残りではあったが、次の目的地へと来た道を戻った。
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